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さて院長の特徴をさらに具体的に明らかにするために院長が書いた本を紹介しながら述べていきましょう。
1.主人在宅ストレス症候群
私が30年以上前の1991年1月、日本心身医学会近畿地方会で初めて同名で発表したのが最初です。その後1993年双葉社から出版されました。定年した夫が家にずっといるとストレスで妻が種々の病気になる現象で、この頃の日本は、まだ男尊女卑、亭主関白が多く働く女性は余りなかった時代で、まさに夫は主人と呼ばれていたのであえて「主人」と選択したのです。池見先生が言われるとおりすべての病気を心身両面から診ていたため発見出来た事です。
この症候群は、あらゆるマスコミから注目されイギリスのBBC、ドイツのZDF、アメリカのワシントンポストなど海外でも取り上げられたのです。あとで出演したテレビのリストをあげてみます。
しかし、最近は若い夫婦では働く女性が多くなり亭主関白も少なくなり以前よりこの症候群は少なくなって来ています。夫在宅症候群や夫源病など同じような内容で勝手に主人を夫に変えるのはおかしいですね。現在の若い人のご夫婦は、30年前のご夫婦と全く違うので、夫が定年しても違ったものになっているのではないかと思います。なお、出版社は双葉社からかもがわ出版に変わり『「主人在宅症候群」の解消・予防法』として出しておりこれは当院でも販売しています。
2.過食・.拒食ー親子関係ストレス症候群
この本も双葉社から1997年に出しました。
摂食障害の患者さんは九大心療内科にいた時から現在もたくさん診ています。(3000人以上)
摂食障害には大きく分けて拒食症と過食症とがありどちらもやせたいという特徴があり、やせることに成功したのが拒食症であり,失敗して体重が増えてしまったのが過食症と考えています。
治療は大変難しいです。特に拒食症の人は入院拒否感が強い特徴を持っているのです。それはやせがひどい程ますます強く、そのまれな特徴をかんがえて○○s以下になれば入院と約束し、その入院体重以下になれば実際、入院してもらいますが、意外に入院せず治療を続けられる患者さんが多いです。
この治療方法を私は黒川体重設定療法―KTWT―と呼んでいます。この治療方法により、30s前後の多くの患者さんの治療にも成功しています。
過食症の人には薬物療法や犬を飼うことも有効です。
摂食障害の患者さんは本の副題にもありますように親子関係、特に母子関係に問題があります。そのため、原則として2ヶ月に一度、「摂食障害家族の会」を実施していました。家族を中心に実施していましたが、何回かに一度はご本人も加わってもらっています。現在はコロナ禍のあと実施出来ていません。
3.不安こそ宝物、PHOBIA POWER
最後の特徴は森田療法です。院長は高校2年生の時、あるきっかけからひどい「赤面恐怖症」になり電車に乗りにくかったり、時々不登校したり、人前でしゃべりにくかったりしました。そのため受験勉強も出来ず,東京で森田療法を受け、その後薬なしでよくなった体験を持っています。この体験は現代書林から出版している「不安こそ宝物」に詳しく書いていますので関心のある方はお読みください。当院にも在庫しています。
さらに、私の英語の先生、オーストラリア人のGoth Carterさん、奥様の友紀Carterさん、私の3人で、「不安こそ宝物をAmazonのkindleから、「Phobia Power]として英訳出来、2021年8月に電子書籍2022年10月には同名で紙の本として出版出来ました。なお、森田療法の集団療法「黒川タンブラーの会」を原則として2ヶ月に1度しています。
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